たいら洋菓子店(おじい編)
6月16日 22:25 涙の対面、(嗚呼、たいら洋菓子店)
新婚旅行へ旅立つ前に
父の日のお祝いを盛大にやっておこうということになり、ケーキを用意しにたいら洋菓子店へ。
久々だったので期待と緊張で変なテンション。
アイモコ
「こんにちは~」
「・・・・・・」
る、留守?!
と思ったら無言で隣りの工房から出てきたのは
ごましお頭のパティシエ。
(は!はじめまして!)
心の中で挨拶をすませる。
ショーウィンドウの中のケーキ、今日は4種類。そしてシュークリーム。
ガーン・・パパの好きなモンブランがない!
仕方ない、家族4人分だからちょうど4種類を1個づつ買って
パパとママのお土産用にシュークリームを2つ買おう。
ケーキ4個とシュークリーム2個を注文。
慣れない手つきでトングでケーキを挟むおじいに愛郎くんが話しかける。
アイロウ
「いつも何時ごろまでやってるんですか?」
おじい
「だいたい9時ごろまでですね」
アイロウ
「へ~、結構遅くまでやってるんですね」
おじい
「・・・・」
アイロウ
「朝は何時ごろからあけてるんですか?」
おじい
「だいたい9時ごろからですね」
アイロウ
「結構長い時間やってるんですね~、大変ですねぇ」
おじい
「・・・・」
アイロウ君はひるまない。
ア
「だいたい作ったのは全部1日で売れちゃうんですか?」
お
「そうですね、だいたい売り切れますね」
(アイロウ ナイスパス! おじい気をよくしたぞ!)
モコ
「うちの75歳になる父がここのモンブランが大好きなんですよ~」
お
「・・・・・」
えええええええ?!!!?!?!?!
喜んだり微笑んだりしてくれないのおおおおおお!??
残念さ倍増。
そうこうしているうちにケーキが包み終わったもよう。
お
「4個で600円です。」
安っ!!!!
いやツッコミ間違えた
モ・ア
「あのケーキ4個とシュークリーム2個ですよ」
お
「あいっ!」(しまった!)
もういちどケーキの袋をあけ、詰め直すおじい。
留守番に慣れてないんだね~おじい
必死な作業だったんだね・・・話しかけてごめんね。
不器用な手つきがいじらしくなる。
お
「え~っと・・・・・」
ア
「900円ですよ。」
お
「あ、そうですねハイ。900円いただきます。」
本当にケーキを「作る」ことだけしてきたんだろうね。
今日も美味しいケーキをありがとう。
私達夫婦はおじいが
ボケ始めたわけじゃないと信じています。
追伸
おばあちゃんは?って聞いたら
「あ? 留守ですね。」 と他人事のような返事が返ってきました。
(6月のはさくらんぼとみかん。)
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